コンセプト
当店は、2010年7月7日に十和田市中心商店街にオープンしたコミュニティカフェです。
地域の子育てを支援してきた私たちNPO法人ハピたのが立ち上げました。
みんなの居場所
目指したのは、学校や職場でもなく、家庭でもない、地域での居場所づくりです。
子どもだけで気軽に行けて、安心して過ごせる場所。
子育てを頑張るお母さんにとっては、ちょっとした息抜きの場所。
一人暮らしのお年寄りにとっては、からだによくておいしい食事と話し相手が待っている場所。
そんな風に、このまちに住む人、訪れる人の暮らしに寄り添う場所でありたいと願っています。
ハピたのキャンパス
中高生の居場所としてカフェを提供しています。勉強をしたり、友達とおしゃべりしたり、いろいろなかたちで利用してほしいと思います。
“食”から知る十和田
国立公園・十和田湖から流れ出す豊かな水に恵まれた十和田は、農業がさかん。
特に、十和田4大野菜と呼ばれるごぼう・ねぎ・にんにく・ながいもは、生産量、品質ともに全国トップレベルを誇ります。
カフェで提供されるメニューはほとんどが十和田産。
地域の農家さんが野菜を寄付してくださることもあります。
地元の野菜をおいしく食べることで、十和田野菜を知り、地域で頑張る農家を知る。
そして身体を作っている"食"そのものや、健康について考えるきっかけになったなら幸いです。
つながるカフェ
イベントを通じてお客様同士がつながったり、観光客の方が立ち寄ってくださったり、ハピたのが運営する学童保育を利用して育った子どもたちが大人になり、友だちを連れて訪れたり。
人と人、まちと人。
日々カフェで生まれるささやかな出会い、小さなつながりが、お客様や、私たちスタッフも笑顔にしてくれます。
その笑顔を目印に、十和田のまちを訪れる人や楽しむ人がますます増えるといいな。
ハピたの=ハッピーと楽しさをここから発信していきたいと、私たちは考えています。
食材への思い
十和田の四季を一皿に
野菜づくりは土づくりから。 十和田の農家は土壌の検査・改良に取り組み、栄養たっぷりの畑で大事に野菜を育てます。 そんな野菜の旬を逃さず、ベストな状態でお届けするため、当店ではつけあわせや小鉢を季節ごとに変えています。 ほかにも希少な「十和田湖ひめます」など、四季折々"十和田のおいしいところ"を一皿に込めて。 食材を引き立てるため、調味料も化学調味料、保存料、合成着色料など完全無添加の厳選したものだけを使って調理しています。
メニューへの思い
心も満たす手作りごはん
子どもたちに胸を張って本当の「おいしい」を伝えたい。 そんな思いから始まったメニュー作り。 だから手間ひまは惜しみません。 かつお節と昆布でていねいにだしを取り、たれやドレッシング、食べるラー油も店内で手作りしています。 ハンバーグ、から揚げ、カレー、しょうが焼きetc…。 みんなが大好きな和・洋の定番メニューをアレンジ。 十和田市在住の野菜ソムリエプロ・中村陵子さんの協力のもと、食べ応えはしっかり残しつつ、カロリーは抑え目に仕上げています。
スペースへの思い
心地よさをすべての人に
赤ちゃんから高齢者まで、誰もが心地よく過ごせる空間を目指しています。 ベビーカーや車いすのままでも入れるよう、トイレはバリアフリー設計にしました。 壁一面を飾るペインティングは、十和田市現代美術館の企画から生まれた、大宮エリーさんと十和田の子どもたちのコラボレーション作品。 店内でライブペインティングされました。 現代美術館から広がる"アートのまち・十和田"の空気をここでも感じていただけます。